立行司・式守伊之助、名古屋場所で異例の差し違え!八角理事長が慰留する舞台裏
2025-07-16
読売新聞
名古屋場所、立行司の重大なミス!式守伊之助が差し違え、進退伺まで…
大相撲名古屋場所16日目、阿炎対豊昇龍戦で、立行司を務めた式守伊之助が、まさかの差し違えという重大なミスを犯しました。この異例の事態を受け、式守伊之助は戦いの後、八角理事長(元横綱北勝海)に進退伺を提出する事態となりました。
差し違えとは?その重大性と立行司の役割
差し違えとは、立行司が力士の立ち合いを誤って、両者同時に「行司!」と合図をしてしまうミスです。これは、力士の勝敗を決定する重要な局面におけるものであり、相撲界においては極めて稀な事態と言えます。立行司は、力士の体勢や動きを正確に判断し、適切なタイミングで合図を送る役割を担っており、その責任は重大です。
八角理事長による慰留と今後の見通し
式守伊之助が進退伺を提出した際、八角理事長は彼の真意を汲み取り、慰留しました。理事長は、今回の差し違えは極めて稀なミスであり、式守伊之助のこれまでの功績を考慮すると、安易な判断は避けるべきだと諭したようです。式守伊之助も、理事長の言葉を受け止め、今後の更なる活躍を誓ったと報じられています。
今年初場所での昇進と初の差し違え
式守伊之助は、今年初場所に43代目の伊之助に昇進しました。立行司としての経験は浅く、今回の差し違えが初めてのこととなります。今回のミスは、彼にとって大きな試練となったことは間違いありません。しかし、今回の経験を活かし、立行司としてのスキルを向上させていくことが期待されます。
今後の相撲界への影響
今回の差し違えは、相撲界に大きな衝撃を与えました。立行司という重要な役割を担う人物がミスを犯したことで、今後の相撲の運営や審判制度の見直しを促すきっかけとなるかもしれません。また、式守伊之助が今回の経験を乗り越え、立行司として更なる高みを目指していく姿は、多くの力士や関係者にとって、勇気と希望を与えることでしょう。
今後の式守伊之助の活躍と、相撲界の更なる発展に期待しましょう。