石破氏、東日本大震災14年追悼「世界一の防災大国へ」決意表明 - 震災の教訓と未来への展望

2025-03-11
石破氏、東日本大震災14年追悼「世界一の防災大国へ」決意表明 - 震災の教訓と未来への展望
FNNプライムオンライン

東日本大震災から14年。未だ多くの犠牲者の方々が安らかに眠ることもできず、行方不明の方々を案じているご家族の悲しみは深いです。この震災の記憶を風化させることなく、未来へと繋いでいくために、追悼の意を表し、教訓を活かしていく必要があります。

11日夜には各地で追悼の光が灯り、震災の犠牲者とそのご家族を悼みました。多くの人々が、震災の記憶を未来へと受け継ぐことの重要性を語っています。「あれだけのことが起きた日なので、それを刻まないといけない日なのかなと思うが、それがあまり気にしなくなるくらいになればいいなと思う」という声からは、喪失感と未来への希望が入り混じった複雑な感情が感じられます。

また、震災で家族を亡くされた方々からは、「お兄ちゃんとお姉ちゃんが2人亡くなってしまって…」という悲痛な声が聞かれました。このような悲しみを繰り返さないために、私たちは何をすべきなのでしょうか。

石破氏(防災担当大臣)は、この震災から得られた教訓を活かし、「世界一の防災大国を目指す」という強い決意を表明しました。具体的には、以下の点に重点を置くとしています。

  • ハザードマップの精度向上と周知徹底: より詳細なハザードマップを作成し、住民への周知を徹底することで、避難行動の精度を高めます。
  • 避難場所の確保と機能強化: 安全な避難場所を確保し、食料や水、医薬品などの備蓄を充実させ、避難者の生活を支える機能を強化します。
  • 防災教育の推進: 小学校から高齢者まで、あらゆる世代を対象とした防災教育を推進し、災害への備えと適切な避難行動を促します。
  • インフラの強靭化: 防潮堤の建設、橋や道路などの耐震化、電力や通信などのライフラインの強化など、インフラの強靭化を進めます。
  • 地域防災力の向上: 自主防災組織の育成、地域住民同士の連携強化、ボランティア活動の促進など、地域防災力を向上させます。

東日本大震災の教訓を活かし、これらの対策を徹底することで、私たちはより安全で安心な社会を築き、未来の世代に引き継いでいくことができるでしょう。震災の記憶を風化させることなく、防災意識を高め、災害に強い国を目指していくことが、私たちに課せられた使命です。

追悼の意を表しつつ、未来への希望を胸に、私たちは前進し続けなければなりません。

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