盛岡市中心部でクマの目撃情報が急増!市中心部で捕獲に成功、幸い人への被害はなし
2025-04-02
毎日新聞
盛岡市中心部でクマの目撃情報が急増!市中心部で捕獲に成功、幸い人への被害はなし
岩手県盛岡市では、最近クマの目撃情報が相次いでおり、市街地での目撃も報告されています。2日午前4時50分ごろ、盛岡市青山1丁目の岩手県立盛岡みたけ支援学校高等部近くで、通行人によってクマ1頭が目撃されました。このクマは、市中心部で複数回目撃されており、約11時間半後、盛岡市材木町の永祥院境内にて麻酔銃を使用し捕獲されました。
盛岡市によると、捕獲されたクマは成獣とみられています。目撃された場所は、いわて銀河鉄道青山駅から南西約500メートルで、盛岡市立青山小学校や厨川中学校などの学校の近くに位置しています。このため、地域住民の間では不安の声が上がっています。
目撃状況と捕獲までの経緯
最初の目撃は、早朝の静かな住宅街で行われました。通行人がクマを目撃し、警察に通報。その後、市職員や猟友会が連携し、クマの捜索を開始しました。約11時間半後、市中心部の永祥院境内にて、クマが発見され、麻酔銃による捕獲に成功しました。捕獲作業は慎重に行われ、周囲の安全確保を徹底した上で実施されました。
市からの注意喚起と今後の対策
盛岡市は、クマの目撃情報が相次ぐ中、市民に対し警戒を呼びかけています。特に、早朝や夕暮れ時はクマの活動が活発になるため、単独での外出を避け、周囲の状況に注意するように呼びかけています。また、ゴミの適切な管理や、クマを引き寄せないような対策も重要です。
今回の捕獲を受け、盛岡市は今後もクマの目撃情報や活動状況を注視し、市民の安全確保に努めていく方針です。必要に応じて、地域住民への情報提供や、パトロールの強化なども検討していくとしています。
専門家からのアドバイス
クマの専門家は、「近年、生息地の減少や食糧不足により、クマが市街地に近づくケースが増加している」と指摘しています。クマとの遭遇を避けるためには、以下の点に注意することが重要です。
- 早朝や夕暮れ時の単独行動を避ける
- 周囲の音に注意し、クマの存在に警戒する
- ゴミは必ず蓋付きの容器に入れ、適切に管理する
- クマの痕跡(足跡、糞など)を発見した場合は、速やかに警察に通報する