新生児取り違え訴訟:東京都が控訴棄却、小池知事「多大な心痛をおかけした」謝罪
2025-04-25
毎日新聞
1958年に東京都立墨田産院(後に閉院)で新生児として取り違えられた江蔵智(えぐらさとし)さんを巡る訴訟において、東京地方裁判所が東京都に対し、実の親を調査するよう命じる判決を下しました。これを受け、小池百合子都知事は25日、控訴を断念する方針を表明し、江蔵さんへの謝罪と苦痛に対する深い理解を示しました。 江蔵さんは、新生児の頃に他児と取り違えられたことを知り、実の親を巡る長年の苦しみと葛藤を抱えてきました。東京地裁判決は、都に対し、実の親の特定に向けた調査を義務付けるものでした。小池知事 ...もっと読む