年金改正法案が閣議決定!「106万円の壁」撤廃は実現も、基礎年金の底上げは見送り
2025-05-15
朝日新聞
5年に一度の年金制度改革、ついに法案が可決!
政府は16日、5年に一度の年金制度改革に関する法案を閣議決定しました。今夏の参院選挙を控え、自民党内で慎重な議論が重ねられた結果、法案の手続きは当初の予定よりも約2か月遅れることとなりました。
「106万円の壁」ついに撤廃?
今回の法案改正の大きなポイントは、「106万円の壁」の撤廃です。これは、厚生年金に加入すると保険料の支払いが生じる年収の壁であり、この壁を超えると手取り収入が減少するという問題がありました。今回の改正により、この壁が撤廃されることで、より多くの人が厚生年金に加入しやすくなり、将来の年金額アップに繋がることが期待されます。
基礎年金の底上げは今回見送り
しかし、今回の法案には、柱の一つとして期待されていた基礎年金(国民年金)の底上げ策は盛り込まれませんでした。これは、財源の問題や、他の政策とのバランスを考慮した結果と考えられます。基礎年金の底上げは、今後の年金制度改革の課題として残ることになります。
今後の年金制度改革について
今回の法案改正は、年金制度の持続可能性を高めるための重要な一歩です。しかし、少子高齢化が進む日本では、年金制度の改革は今後も必要不可欠です。基礎年金の底上げや、年金受給年齢の引き上げなど、様々な課題について、引き続き議論を深めていく必要があります。
年金制度改革のポイントまとめ
- 「106万円の壁」の撤廃: 厚生年金加入のハードルが下がり、年金額アップに繋がる可能性
- 基礎年金の底上げは見送り: 今後の課題として残る
- 少子高齢化への対応: 今後も年金制度改革が必要
今回の法案改正は、私たち一人ひとりの将来に大きな影響を与えるものです。今回の改正内容を理解し、ご自身の年金計画を見直す良い機会となるでしょう。