小野寺政調会長、政府に苦言「難しい状況に影響を与えないでほしい」 - 予算案成立への危機感
2025-03-22
読売新聞
自民党の小野寺政調会長が、22日に福島市で行われた党会合で、政府に対して苦言を呈しました。一連の商品券配布問題や「高額療養費制度」の見直しを巡る混乱に対し、「この難しい状況に影響を与えないでほしい」と不快感を示したのです。
小野寺氏は、2025年度予算案の年度内成立に向けて、与野党間の協議を「薄氷を踏む思いで積み上げてきた」と語りました。これは、予算案の成立が決して容易ではないこと、そして慎重な調整が必要であることを示唆するものです。
そして、「だから政府に言いたい。高額療養費、商品券、こういうことで、この難しい状況に影響を与えないでほしい」と強調。政府の政策変更や混乱が、すでに困難な状況をさらに悪化させる可能性を懸念していることがわかります。
今回の発言は、与党内の結束を固め、政府内の調整不足に対する警鐘とも受け取れます。予算案の円滑な成立のためには、与野党間の協力はもちろんのこと、政府内の連携も不可欠です。小野寺氏の言葉は、その重要性を改めて訴えるものと言えるでしょう。
背景には、商品券配布問題や高額療養費制度の見直しといった政策を巡る混乱が、国民の不安を増大させているという現実があります。これらの問題を放置すれば、政権運営の安定にも悪影響を及ぼす可能性があります。小野寺氏の発言は、そうした危機感の表れとも解釈できます。
今後の政府と与党の関係、そして予算案の成立に向けた動向に注目が集まります。