実質賃金、4か月連続マイナス!春闘効果は限定的?物価高騰が賃上げを上回る現状

2025-06-04

実質賃金、4か月連続マイナス!春闘効果は限定的?物価高騰が賃上げを上回る現状

厚生労働省が発表した4月の毎月勤労統計調査(速報)によると、実質賃金は前年同月比1.8%減と、4か月連続でマイナスとなりました。春闘での賃上げ努力が報せつつも、依然として物価高騰に歯止めがかからず、賃上げの効果を打ち消している状況が続いています。

実質賃金とは?

実質賃金とは、名目賃金(実際に受け取った給与)から物価変動の影響を取り除いたものです。つまり、物価が上昇すると、名目賃金が上がっても、実質的な購買力は変わらない、あるいは低下する可能性があります。今回の結果は、物価上昇の影響を考慮しても、労働者の生活は厳しさを増していることを示唆しています。

春闘効果は?

今年の春闘では、多くの企業が賃上げに応じました。しかし、今回の実質賃金のマイナス幅を見ると、その効果は限定的であることがわかります。これは、食料品やエネルギー価格の高騰など、企業が賃上げしても、労働者の生活を十分に支えきれていないことを意味しています。

名目賃金は上昇

一方で、労働者が実際に受け取った名目賃金(現金給与総額)は、前年同月比2.2%増と上昇しています。これは、企業が賃上げに取り組んでいる証拠ですが、物価上昇のペースに追いついていないため、実質賃金はマイナスとなっています。

今後の展望

物価高騰がいつまで続くのか不透明な状況であり、今後の賃金動向は重要なポイントとなります。企業は、さらなる賃上げや、従業員の負担を軽減するための施策を検討する必要があります。また、政府も、物価高騰対策や、賃上げを促進するための政策を強化していくことが求められます。

グラフで見る近年の最低賃金の推移

近年の最低賃金の推移グラフ

朝日新聞

(グラフのURLは、実際のものに置き換えてください)

まとめ

  • 4月の実質賃金は4か月連続マイナス
  • 春闘効果は限定的で、物価高騰に賃上げが追いついていない
  • 名目賃金は上昇しているものの、実質的な購買力は低下
  • 今後の賃金動向と物価高騰への対策が重要

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