「はやぶさ2」ついに復旧!3月の異常から、リアクションホイールの再起動で機体制御を回復 - 小惑星探査ミッションに光明
2025-05-27
読売新聞
「はやぶさ2」が復旧!小惑星探査ミッションに新たな一歩
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、3月に異常を検知し運用を制限していた小惑星探査機「はやぶさ2」が、ついに復旧したと発表しました。このニュースは、小惑星探査ミッションの継続に大きな光明をもたらしています。
3月の異常とセーフホールドモード
「はやぶさ2」は、3月に機体内部で異常を検知。安全を最優先に、機体の機能を最小限に絞った「セーフホールドモード」に移行しました。このモードでは、機体の姿勢を安定させるために重要な役割を担う「リアクションホイール」の一部が停止していることが判明しました。
リアクションホイールの再起動と機体制御の回復
JAXAの研究者たちは、リアクションホイールの停止原因を特定し、慎重な分析と対応を行いました。そして、停止していたリアクションホイールの再起動を試み、無事に正常な動作を確認することに成功しました。これにより、「はやぶさ2」は機体の姿勢を立て直し、運用を再開することが可能になりました。
今後の探査ミッションへの期待
今回の復旧は、「はやぶさ2」が再び小惑星探査ミッションに臨むことができることを意味します。JAXAは、今後の運用計画を策定し、小惑星探査から得られる貴重な科学データを世界に発信していく予定です。この復旧を機に、小惑星探査の新たな展開が期待されます。
「はやぶさ2」の活躍は、日本の宇宙開発技術の高さを示すとともに、人類の宇宙探査への夢を大きく広げています。今後の「はやぶさ2」の活躍から目が離せません!