ハーバード大への補助金凍結をオバマ氏が強く批判!「学問の自由を抑圧する不法な試み」と痛烈非難
2025-04-15
毎日新聞
米国のトランプ政権下で、ハーバード大学への連邦補助金が凍結されるという事態を受け、オバマ元大統領が強い批判を表明しました。約22億ドル(約3156億円)を超える補助金が凍結されたことに対し、オバマ氏は「学問の自由を抑圧する不法で強引な試み」と非難し、大きな波紋を呼んでいます。
今回の補助金凍結は、トランプ政権がハーバード大学に対し、改革を求める要求を大学側が拒否したことが発端です。政権側は、大学の学生選抜プロセスや寄付金の使途などについて、より透明性を高めることを求めていました。
オバマ元大統領は、ハーバード大学の対応を支持し、「知的探求、厳しい討論、相互尊重の環境をすべての学生に確保する具体的な措置を取った」と評価しました。彼は、大学が自由な学問を追求し、多様な意見が交わされる環境を維持することの重要性を強調しています。
今回の凍結措置は、大学の自治権を侵害するものではないかという懸念も出ています。学術機関が政治的な圧力に屈することなく、自由な研究活動を継続できる環境を保つことが、今後の重要な課題となるでしょう。
この問題は、単なる補助金の凍結にとどまらず、学問の自由や大学の役割、さらには政治と教育の関係について、深く考えさせられる問題提起となっています。今後の展開から目が離せません。
専門家らは、今回の事態が、他の大学にも影響を及ぼす可能性を指摘しています。大学は、政治的な圧力にさらされずに、自律的に運営されるための戦略を模索する必要があるかもしれません。
オバマ氏の批判は、学問の自由を守るための重要なメッセージとして、広く注目を集めています。今後、この問題がどのように解決されるのか、そして学問の自由がどのように守られていくのか、注視していく必要があります。