トランプ政権、相互関税発動 国際秩序の大転換点に
2025-04-08
毎日新聞
トランプ米政権は9日、米国が巨額の貿易赤字を抱える約60カ国・地域に最大50%を課す「相互関税」を発動した。これにより、第二次大戦後続いた世界の自由貿易体制が大きく揺るがされ、世界の経済成長に打撃を与える可能性が高まった。国際貿易戦争の激化やグローバル経済の混乱も懸念される。トランプ政権は一部の国や製品に対象を絞って関税を発動してきたが、今月5日には日本を含む全米国主要貿易相手国への関税を発動する方針を示した。世界経済の安定を支えてきた国際秩序の大きな転換点に立っている。世界貿易機関(WTO)や ...もっと読む