トランプ大統領、EUとメキシコに追加関税30%発表!8月1日以降、貿易摩擦激化の兆し

2025-07-12
トランプ大統領、EUとメキシコに追加関税30%発表!8月1日以降、貿易摩擦激化の兆し
毎日新聞

ドナルド・トランプ米大統領は、関税交渉が難航している欧州連合(EU)と、合成麻薬フェンタニルの流入対策が不十分であると判断したメキシコに対し、8月1日以降、それぞれ30%の追加関税を課すことを表明しました。これは、4月に発表したEUに対する「相互関税」の20%から大幅に引き上げられるもので、貿易摩擦の激化を予感させる動きとなっています。

トランプ大統領は自身のソーシャルメディアを通じて、EUとメキシコ宛ての書簡を公開。その内容には、両国への不満と、関税措置の理由が明確に示されています。特に、メキシコに対しては、フェンタニルの米国への流入という深刻な問題を取り上げ、対策の強化を強く求めています。

EUとの関税対立:貿易戦争への懸念

EUとの関税対立は、すでに数ヶ月前から続いており、航空機メーカーに対する制裁措置などが絡み合い、複雑な様相を呈しています。今回の追加関税の発表は、EUとの貿易戦争が現実味を帯びてきたことを示唆しており、世界経済への影響も懸念されます。

メキシコへの関税:フェンタニル対策の強化を要求

メキシコへの関税措置は、フェンタニルという強力な合成麻薬の米国への流入を防ぐためのものとして、トランプ大統領によって説明されています。メキシコ政府は、フェンタニルの取締りを強化する姿勢を示していますが、トランプ大統領は、その対策が不十分であると判断し、関税という形で圧力をかけています。

今後の見通し:交渉の行方と世界経済への影響

今回の追加関税の発表を受け、EUとメキシコはそれぞれ反発しており、今後の交渉の行方が注目されます。貿易摩擦が長期化すれば、世界経済に大きな影響を与える可能性があります。特に、サプライチェーンの混乱や、企業活動の停滞などが懸念されます。

トランプ大統領の関税政策は、保護主義的な色彩が強く、自由貿易の原則に反するとの批判も根強くあります。しかし、米国内の雇用創出や、産業の保護を目的として、今後も同様の政策が継続される可能性も否定できません。

今後の世界経済の動向を注視しつつ、関税問題に関する最新情報を常に把握しておくことが重要です。

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