【衝撃】証券口座乗っ取り被害が半月で3.2倍!不正売買額3000億円超え、対策は必須
2025-05-08
朝日新聞
証券口座乗っ取り、深刻な事態に!不正売買被害が急増
近年、証券口座の不正アクセスによる乗っ取り被害が深刻化しています。金融庁が発表したデータによると、4月末時点での不正取引件数は3505件、売買額は約3049億円に達しており、直近の集計からわずか半月で件数が2.4倍、売買額は3.2倍と急増しています。このペースで推移すれば、今後さらに被害が拡大する可能性も否定できません。
今回の被害は、巧妙化するサイバー攻撃が背景にあります。フィッシング詐欺やランサムウェアなどの手口に加え、身に覚えのないアプリのインストールや、不審なメールへのアクセスなどが原因として考えられます。一度口座が乗っ取られると、勝手に株式や投資信託などが売買され、多額の損失を被る可能性があります。
なぜこんなに急増しているのか?
今回の急増の背景には、以下の要因が考えられます。
- リモートワークの普及: 自宅など安全でない環境で証券取引を行う人が増え、セキュリティリスクが高まっている。
- 投資ブーム: 株式投資に関心を持つ人が増加し、口座開設数が増加している。
- サイバー攻撃の手口の巧妙化: より高度な技術を用いた攻撃が増え、検知が難しくなっている。
私たちにできる対策とは?
このような状況下で、私たち自身ができる対策は以下の通りです。
- ID・パスワードの強化: 推測されにくい複雑なパスワードを設定し、定期的に変更する。
- 二段階認証の設定: ID・パスワードに加えて、スマートフォンなどで認証を行う。
- 不審なメールやURLに注意: フィッシング詐欺に引っかからないよう、メールやURLの送信元をよく確認する。
- セキュリティソフトの導入: ウイルス対策ソフトを導入し、常に最新の状態に保つ。
- 証券会社のセキュリティ情報に注意: 証券会社からの注意喚起やセキュリティ情報を確認し、最新の対策を講じる。
金融庁の取り組み
金融庁も、証券会社のセキュリティ対策の強化や、投資家への注意喚起など、様々な取り組みを行っています。しかし、最終的には個人のセキュリティ意識を高めることが重要です。
今後も、証券口座乗っ取り被害は増加する可能性があります。日頃からセキュリティ対策を徹底し、大切な資産を守りましょう。