馬の鞍具改革がもたらす厩務員の健康改善!長年連れ添った馬との絆を未来へ繋ぐ願い

2025-06-26
馬の鞍具改革がもたらす厩務員の健康改善!長年連れ添った馬との絆を未来へ繋ぐ願い
スポーツ報知

中央競馬の世界では、厩務員(うまむりん)という縁の下の力持ちが、馬と一体となり勝利に貢献しています。しかし、長年の経験と技術を持つ厩務員たちは、年齢と共に体の痛みと向き合い、定年を迎えざるを得ないケースも少なくありません。特に腰や痔の悩みを抱える厩務員も多く、早期退職を選択せざるを得ない状況も。

そんな中、話題となっているのが馬具(まぐ)の改革です。新しい馬具を試した騎乗者からは、「腰が楽になった」「馬の上より高級座布団に乗っている感じ」といった驚きの声があがっています。これは厩務員の負担軽減にも繋がる可能性を秘めており、大きな期待を集めています。

厩務員の負担軽減は競馬界全体の活性化に不可欠

競馬は、馬、騎手、調教師、そして厩務員など、多くの専門職が携わる高度なスポーツです。専門色の強い世界だけに、厩務員が早期退職してしまうことは、競馬界全体の大きな損失と言えるでしょう。

今回の馬具の改革は、厩務員が健康でハッピーに仕事をし、一日でも長く現役で活躍できるきっかけとなるかもしれません。馬具の改良だけでなく、厩務員の健康管理や労働環境の改善など、多角的な視点からの取り組みが求められます。

馬との絆を未来へ

厩務員たちは、馬と長年連れ添い、愛情を注いできました。馬の個性や特性を熟知し、馬の気持ちを理解することは、厩務員にとってかけがえのない財産です。彼らの経験と知識は、競馬界にとって貴重な資源です。

馬具の改革を通して、厩務員たちが健康で、笑顔で馬と向き合える日が来ることを願っています。そして、長年連れ添った馬との絆を未来へと繋ぎ、競馬界をより一層盛り上げてくれることを期待しています。

中央競馬担当・玉木 宏征

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