スポーツ選手のパフォーマンス向上へ!口腔ケアの実証実験が岡山理科大学で開始 - 産学連携が秘める可能性

2025-07-02
スポーツ選手のパフォーマンス向上へ!口腔ケアの実証実験が岡山理科大学で開始 - 産学連携が秘める可能性
KSBニュース

スポーツパフォーマンスと口腔ケア:岡山理科大学で実証実験が開始

岡山県岡山市のメディカルクラフトンと岡山理科大学は、スポーツ選手の口腔ケアが競技パフォーマンスに与える影響を調査する実証実験を共同で実施しています。本実験は、2025年6月から8月にかけて岡山理科大学のサッカー部員10名を対象に行われます。

岡山理科大学サッカー部の課題と口腔ケアの可能性

岡山理科大学サッカー部は、近年、体調不良による選手不足に悩まされており、試合に出場できる選手数が確保できないという課題を抱えていました。この状況を打開するため、チームは口腔ケアと体調不良の関係に着目。一般的に、アスリートは激しい運動によって「唾液の減少」「ドライマウス」「スポーツドリンクによる口内の酸性化」「歯ぎしり、食いしばり」といった口腔内の不調を招きやすいことが知られています。

これらの口腔内の変化が、体調不良の原因となっている可能性に着目し、実証実験を通じてその関連性を明らかにすることを目指しています。

実証実験の内容と期待される効果

今回の実証実験では、サッカー部員を対象に、口腔内の状態を定期的にチェックし、口腔ケアの実施状況を記録します。同時に、選手の体調やパフォーマンスの変化も詳細にモニタリング。得られたデータを分析することで、口腔ケアが体調とパフォーマンスに与える影響を定量的に評価します。

この研究成果は、岡山理科大学サッカー部だけでなく、他のスポーツチームやアスリートにとっても、パフォーマンス向上や体調管理のための新たなアプローチとなることが期待されます。また、メディカルクラフトンと岡山理科大学の産学連携は、スポーツ科学の分野における新たな可能性を切り開くものとして注目されています。

今後の展望

実証実験の結果を踏まえ、口腔ケアプログラムの具体的な内容を検討し、より効果的なアプローチを開発していく予定です。将来的には、アスリートだけでなく、一般の人々にとっても口腔ケアの重要性を啓発し、健康増進に貢献することを目指します。

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