【緊急】スポーツ熱中症対策!最新ガイドブックで学ぶ、今すぐできる5つの予防策

日本スポーツ協会(JSPO)は、2025年6月28日に「令和7年度熱中症予防フォーラム」を開催し、スポーツ活動中の熱中症予防に関する最新情報とガイドブックの改訂内容を発表しました。特に、スポーツを「する」「みる」「ささえる」全ての人々が知っておくべき、最も重要な予防策に焦点を当てて解説します。今年の夏は記録的な猛暑の可能性も。熱中症から身を守り、安全にスポーツを楽しみましょう!
なぜ今、熱中症予防が重要なのか?
近年、日本国内での熱中症による死亡者数は増加の一途を辿っています。特に夏季のスポーツ活動中は、高温多湿な環境下での激しい運動により、体温調節機能が追いつかずに熱中症を発症するリスクが高まります。子供から高齢者まで、年齢や体力に関わらず誰でも熱中症になる可能性があります。適切な対策を講じなければ、命に関わる重大な事態に発展する恐れもあります。
改訂版『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』で明かされた5つの予防策
JSPOが発行する『スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック』は、6年ぶりの改訂版となり、最新の医学的知見と現場での実践に基づいた効果的な予防策が盛り込まれています。ここでは、その中でも特に重要な5つのポイントをご紹介します。
- 事前の体調チェックと準備運動の徹底:運動前に体調を確認し、少しでも異変を感じたら無理をしないことが重要です。また、ウォーミングアップを十分に行い、体を徐々に温めることで、急激な体温上昇を防ぎます。
- こまめな水分補給と塩分補給:喉が渇く前に、こまめに水分補給を行いましょう。特に汗をかいた場合は、水だけでなく、塩分も補給することが大切です。スポーツドリンクなどを活用するのも効果的です。
- 暑さを避ける時間帯の選択:日中の最も暑い時間帯(11時~15時)を避け、朝夕の涼しい時間帯にスポーツ活動を行うようにしましょう。
- 休憩を挟み、体を冷やす:適度な休憩を取り、日陰で休んだり、冷たいタオルで体を冷やしたりすることで、体温上昇を抑えます。
- 周囲への声かけと連携:周りの人に体調の変化に気を配ってもらい、異変に気付いた場合はすぐに声をかけ、適切な対応を取りましょう。
熱中症のサインを見逃さない!
熱中症は、初期症状を見逃すと重症化する可能性があります。めまい、立ちくらみ、頭痛、吐き気、倦怠感などの症状が現れた場合は、すぐに休憩し、水分補給を行いましょう。症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください。
まとめ:熱中症対策は、みんなで取り組む安全なスポーツ環境づくりへ
スポーツは、心身の健康に良い影響をもたらしますが、熱中症のリスクを伴います。今回の改訂版ガイドブックの内容を参考に、事前の準備、こまめな水分補給、適切な休憩など、熱中症予防の対策を徹底し、安全にスポーツを楽しみましょう。そして、周囲への声かけや連携を通じて、誰もが安心してスポーツに親しめる環境づくりに貢献しましょう。
参照:公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)ウェブサイト